非常時においしい食事を!役立つレシピと備え ごごナマ9月21日NHK





司会は西川きよしさん、北郷三穂子さん、
ゲストは濱田マリさん、藤井隆さん、
教えてくれるのは、
日本災害食学会顧問 甲南女子大学名誉教授 奥田和子先生、
防災クッキングアドバイザー 鈴木佳世子先生です。


image130.gif【非常時においしい食事を!役立つレシピと備え】

今回は、
番外編として災害時に健康を保つための料理術を紹介します。

災害時の食事について大事なことがあります。
災害時には、
不安でいっぱいのため、
おいしい食事でないと喉を通りません。

災害時の食事の条件として、
『おいしい』
ということが基本です。

さらに、おいしい食事はストレスを和らげてくれます。

災害の際の食事のポイントは
『自分らしく、おいしく!!』
です。


■災害後の食事

◆ステップ①:発生直後


『封を開けたらすぐ食べられるもの』

災害発生直後は人命救助が最優先ですので、
食事に関しては、
封を切ったらすぐ食べられる物が適切なものとなります。

乾パン、ビスケット、栄養調整食品などです。
その中に、チョコレートや果物・蜜豆の缶詰、ハチミツなど
自分の好物を入れておくのがポイントです。



◆ステップ②:1週間後

『ライフラインが復旧しはじめる』

この時期になると、温かい物、または冷たい物が食べたくなります。
レトルト、缶詰などです。


1週間も好きなものや食べやすい物ばかりを食べていると、
体調を壊しやすくなりますので、
栄養バランスを考えた食事に配慮することが必要になってきます。
野菜不足にも陥りやすくなります。



◆ステップ③:1カ月後

『新鮮なものが食べたくなる』

生野菜、肉、魚などが食べたくなります。
災害前の普段の食事に戻していく過程です。



■備蓄の秘訣

保存食は主食、野菜類、お菓子類に分けて、
それぞれを保存します。

そして、普段からこれらを食べて、
減ったら買い足すというローリングストックを行います。
備蓄する量は、
最低でも家族が食べる1週間分を用意してください。


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【災害時の料理術】

災害時には電気や水道が使えなくなります。
そのときにとても役に立つアイテムがあります。
それが、
『ポリ袋』
です。


ポリ袋は調理器具や食器の代用になります。
半透明で通常のポリ袋よりも強度のある物を使用してください。

強度に不安がある場合は、
2枚3枚と重ねて使用してください。
スーパーに置いてあるポリ袋は薄く強度が弱いために不向きです。


■ステップ②のお勧めの料理

≪野菜を取る乾物サラダ≫


慢性的な野菜不足のために便秘になりやすくなります。

長期保存できる乾物を使います。
このとき、不可欠な調味料がすし酢です。
すし酢は、それだけで完成された味付けにすることができます。
また、お酢が体の疲労を回復させる働きもあります。


◆材料

切干大根 15g
乾燥ひじき 5g
ツナ缶 1缶
コーン缶 1缶
水煮大豆缶 1缶
ごま 大さじ3
すし酢 大さじ5
塩 適量
オリーブオイル 適量
コショウ 適量

切干大根が苦手な人は、
乾燥ワカメや他の野菜の乾物を使ってもOKです。


◆作り方

①材料のすべてをポリ袋に入れます
 ツナ缶などは汁もすべて入れます
②ポリ袋を大きく振って、
 中の食材をまぜます
③そのまま10分寝かせればできあがりです

ポリ袋は、調理器具や食器の代わりに用いられますが、
料理を取り分けるときにも使うことができます。


◆奥田先生のお勧め

『アルファ化米』

お湯や水をそそぐだけで作れるご飯です。
ただし、災害時には水がないことがあります。
そんなときは、
保存食品の野菜ジュースやトマトジュースなどを入れて、
1時間置いておくと食べられるようになります。

野菜やトマトの味がして、
思ったりも美味しく食べることができます。

野菜ジュースの代わりに、自分の好きなジュースや
お茶などを用いてもOKです。



■ステップ③にお勧めの料理

水は貴重な資源ですので、
洗い物などには使用できないことがあります。
そんなときに、
湯せんでいろいろな料理を作ることができます。
これから紹介する4つの料理は、
ひとつの鍋の湯せんで同時に作ることができます。


≪血液サラサラサバ缶カレー≫

サバ油で血流がよくなることに加え、
カレーのスパイスで代謝がアップします。


◆材料

サバ缶 1缶
トマトペースト 大さじ1
カレールー 1かけ
タマネギ 1/4個
ショウガ、ニンニク 少々
水 80mℓ
七味とうがらし 適量

トマトペーストの代わりにケチャップでもOKです。
生野菜がとれないときに、トマト成分をとることができます。
タマネギは常温でも長く保存できる野菜で、
非常に重宝します。



◆作り方

①ポリ袋の口を大きく開いて、
 安定するように置きます
②ポリ袋に材料のすべてを入れて口を結び、よく混ぜます
③鍋でお湯を沸かして、『②』を入れます
④30分置いておけばできあがりです

さば缶の代わりに
ツナ缶やオイルサーディーンを用いてもOKです。


≪簡単だし巻き卵≫

◆材料


卵 2個
めんつゆ 小さじ2
水 小さじ1


◆作り方

①ポリ袋に材料のすべてを入れて口を結びます
②ポリ袋の中の材料がよくまざるように、
 いきおいよく振ります
③鍋でお湯を沸かして、『②』を入れます
④30分置いておけばできあがりです

同じ要領で、
茶碗蒸し、プリンも作ることができます。


≪ご飯≫

◆材料

米 1合
水 同量


◆作り方

①ポリ袋にお米と水を入れて口を結びます
②鍋でお湯を沸かして、『①』を入れます
④20分置いておけばできあがりです


≪黒豆の蒸しケーキ≫

◆材料

ホットケーキの素 50g
抹茶 小さじ1
砂糖 大さじ1
マヨネーズ 大さじ1
牛乳 大さじ3
黒豆 15g


◆作り方

①ポリ袋に材料のすべてを入れて口を結びます
②鍋でお湯を沸かして、『①』を入れます
③30分置いておけばできあがりです