実は間違ている応急処置! 健康カプセル!ゲンキの時間7月14日TBS

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MCは西尾由佳里さん、筧利夫さん、
ゲンキステューデントは谷まりあさん、
ゲンキリサーチャーはレギュラー(松本、西川)さん、
ゲストは辺見えみりさん、
解説してくれるのは、
外注防御技術研究所所長 医学博士 白井良和先生、
日本赤十字社医療センター 救急科 山下智幸先生です。


image130.gif【実は間違ている応急処置!】


■蚊に刺された痒みを抑える方法

蚊に刺された際のかゆみを抑える俗説には、
次のような方法があります。

●爪でバッテン
●酢を塗る
●石鹸で洗う
●温める
●冷やす


この中で正しい処置とされるのは、
“冷やす”
です。
保冷剤などで冷やすことがおすすめです。


■なぜ痒いのか

蚊に刺されて痒くなったり腫れたりするのは、
蚊が人の血を吸うときに
唾液を注入することに対するアレルギー反応です。

痒みには刺されてすぐに痒くなる即時反応と、
一日くらいたってもう一度痒くなる遅延反応がありますので、
かきむしると遅延反応をさらに長引かせることがあり要注意です。
ですから、
夏の野外レジャーにはかゆみ止めを携帯することをお勧めします。
また、蚊は人の足のにおいで成分であるイソ吉草酸を好みます。
足裏のケアと虫よけスプレーの携帯のおすすめです。


●爪にバッテン
痛みのために一時的に痒みがおさまりますが、
皮膚が傷つくことで感染症になる恐れがありますので危険です。


●酢を塗る ●石鹸で洗う
どちらも根拠がないうえに、
肌をいためる危険性があります。


●温める
末梢の毛細血管が拡張して血流が増加することで、
痒みが増すことがあります。


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【蜂に刺された場合】

人を刺す蜂は、主に
『スズメバチ』『アシナガバチ』『ミツバチ』
で、毎年20人前後が亡くなっています。

特に、7月になると活動が活発になります。

蜂に刺された時の俗説としての対処法には次のようなものがります。

●オシッコをかける
●口で毒を吸い出す
●針を抜く



●オシッコをかける
オシッコはアルカリ性のため、
毒に対する中和作用があると誤解されているのですが、
その効果はありません。



●口で毒を吸い出す
蜂の毒に限らず、
毒をもつ生物にかまれた際に、
口で傷口から毒を吸い出す行為は危険を伴います。

仮に口の中に傷口があったり虫歯があった場合、
その毒が傷口や虫歯から血管に入り
全身に回ってしまうことになります。

対処としては、手で刺し傷を絞るようにして出し、
その後ミネラルウォーターで洗い流してください。


また、ポイズンリムーバーという携帯用の吸引器具がありますので、
夏の屋外レジャーの際にはあると安心です。
ポイズンリムーバーは、
インターネット通販や薬局などで購入できます。


●針を抜く
針を抜くのは少し注意が必要です。
スズメバチやアシナガバチはよいのですが、
ミツバチは針が肌に残ることが多くありますので、
針が残っているかどうかを確かめて、
残っていればすぐに取り除いてください。


■蜂に刺されないよにするには

蜂が一匹でもまとわりつくように飛んで来たら注意が必要です。
このような行動は警戒している状態なので、
仲間を呼び集める行動に移る危険性が大いにあるからです。

蜂が飛んできたら、
『しゃがんでゆっくりと後ずさり』
してください。
蜂は動く物に反応したり蜂は動く物を追いかけたりする習性があるため、
決して、
●手で払う
●走って逃げる
ようなことはしないでください。



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【応急処置】

■傷口処置

出血のある傷口の応急処置には、
手や指で傷口を挟むようにして直接圧迫することが重要です。


ただし、
処置を施す人が傷をおった本人でない場合は、
感染症予防のためにも、
直接血液に触れないように注意する必要があります。
コンビニのレジ袋などを使って傷口を抑えるなどしてください。

その後、水で傷口を清潔にしてください。


■AED処置

◆坂本真実さんのケース

2015年1月、坂本さんがマラソン大会に出場中、
前を走っていた年配の男性ランナーが突然倒れてしまいました。
近づいて声をかけてみたのですが、
息がなく脈もありませんました。

それを知ってパニック状態になってしまったのですが、
なんとか心臓マッサージを行いました。

実は、坂本さんはそれ以前に心臓マッサージの講習を受けていたのです。
そのため、
『胸を押せ』
という声が聞こえてきたといいます。


それでも、
『本当に助けられるのだろうか』
という恐怖が非常に大きかったといいます。

それでも、
『ここで心臓マッサージをしなけば後悔する』
と思い、勇気をだして胸を押したといいます。


やがて、異変に気付いた人がAEDを持ってきてくれたのですが、
周りには誰もAEDを実践した人がいなかったために、
自分でAED処置を施すことになりました。

AEDのふたを開けると、
音声による指示があっため、
あとはそれに従って処置を施していきました。
AEDの音声が聞こえてきたことで、
坂本さんは落ち着いてきたといいます。


AED処置の後、男性は意識を取り戻し、
やがて救急車で運ばれて行きました。

その様子を見ながら、
『やってよかったんだ』
と思ったといいます。

そして三か月後、
助かった男性からお礼の電話をあったといいます。



◆心臓マッサージ

①胸の真ん中に手を置き、もう一方の手を組むようにして重ねます
②両肘を伸ば垂直に体重をかけ、5cm程度押し下げます
③1分間に100~120回のテンポで30回続けます
救助者は傷病者の片側に両膝をついて行います


◆AED

①ふたを開けて音声メッセージに従って操作します
②音声に従ってパッドを左わき腹と右胸に貼ります
③電気ショックが必要かどうかAEDが解析します
④必要があれば電気ショックを行います