命に係わる危険な習慣 主治医が見つかる診療所 3月7日テレビ東京

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MCは草野仁さん、東野幸治さん、
アシスタントは森本智子さん、
ゲストはⅮJKOOさん、高田延彦さん、東尾理子さん、
黒沢かずこさん、片岡安祐美です。


image130.gif【命にかかわる危険な習慣】

【謎の急性アレルギー反応】

■高橋ミカちゃん・4歳のケース

◆発症2時間前


●クレヨンで絵を描いた。

●おやつにドーナツを食べた。


◆発症1時間前

●昼食を食べた
お母さんが作ったお好み焼きを食べた。
お好み焼き粉、キャベツ、卵、冷凍イカ・エビ、豚バラ肉
をしっかり加熱し、食べる直前に鰹節をのせました。

家庭菜園で育てたトマトを使ったサラダ、
ワカメのスープ
も食べました。

食べ始めて5分ほどしたところで、
ミカちゃんがお好み焼きがおいしくないと言い出しました。

その後、気持ちが悪くなり、
次にのどの痛みを訴えました。


その5分後、
顔が真っ赤になり腫れると、
やがて息をするのも苦しそうになっため、
救急病院へ連れて行きました。


原因は食物アレルギーの可能性が高いと診断されました。


■原因

発症の原因と考えられるのは、

●クレヨン
●ドーナツ
●お好み焼き
●トマトサラダ
●わかめのスープ


ですが、調理したお母さんの有紀さんは看護師で、
食物アレルギーにならないものを選んでいた。

その後、詳しく調べたところ、
原因はお好み焼き粉だと判明しました。

お好み焼き粉の中にダニが混入していて、
それがミカちゃんのアレルギーを引き起こしていたのです。

さらに、
ホットケーキミックス、小麦粉、てんぷら粉などでも、
このようなことを引き起こす可能性が指摘されていますので、
注意が必要です。



■ダニのアレルギー反応

年齢、性別にかかわらず、
じんましん、呼吸困難、意識低下などを引き起こし、
最悪の場合は死に至ることさえあります。


◆予防法

もっとも大切なのはお好み焼き粉の保管方法です。
今回の場合は、
使いかけの粉の袋の口を折り曲げて輪ゴムで止め、
キッチン台の引き出しに保管していました。


◆おすすめの保管方法

一番いいのは、
封を切ったらその時に使い切ることです。

残ったものを保管する際には、
冷蔵庫で保管してください。

冷蔵庫で保管することによって、
ダニが繁殖する温度にならないことで、
ダニが侵入したとしても繁殖を防ぐことができます。
仮に食べたとして、
もひどいアレルギーを起こすことを防ぐことができます。


お好み焼き粉などを保管するときは、
大きなタッパーなどの密閉容器に入れ、
その容器ごと冷蔵庫で保管してください。



◆加熱してもアレルギーは起こる

食中毒は食材を加熱して発症を防ぐことができますが、
それは原因が菌のためで、
加熱によって原因菌が死滅するために
発症を防ぐことができます。


ですが、アレルギー反応は、
菌の増殖が原因ではありません。
たとえば、原因となるのはダニそのものですので、
たとえダニが加熱で死んだとしても、
その形が残っていれば、
アレルギーを引き起こす原因となります。

ですから、このような場合は過熱は予防法にはなりません。

ダニは数千種類いるといわれ、
人によっては特定のダニにだけ反応する人もいる
ため、
とにかく
ダニが食材などに侵入しないように注意することが一番大事なことです。


■アナフィラキシーショック

アレルギー反応のひとつに
アナフィラキシーショックがあります。
全身にアレルギー反応が起こり、
血圧低下、意識障害を招き、
最悪の場合は死に至ります。

有名なのは、蜂に刺されて起こるショック症状です。


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【腸が破れる危険な習慣】

■田中さん・女性54歳のケース

◆発症24時間前


『朝食』
サバの塩焼き
牛乳

を食べました。


◆19時間前

『昼食』
昼食の代わりに干し柿4個を食べ、
緑茶を飲みました。


◆13時間前

『夕食』
月見うどん(生卵+うどん)
を食べました。


◆翌朝

激しい腹痛に襲われ、
トイレに入ったが、何もでませんでした。
次に嘔吐しました。


これはただ事ではないと判断して救急車を呼びました。
CT検査をした結果、
『食餌性(しょくじせい)イレウス』
と診断されました。



■食餌性イレウス

食べ物が腸で詰まって、
腹痛や嘔吐、時には腸が腫れ上がることがあります。


腸に詰まっていたのは、柿でした。
柿の成分シブオールは、胃酸と混ざると、
柿の食物繊維を石のように固めてしまうことがあります。
このように硬くなったものが、
腸をつまらせてしまうことになったのです。
最悪の場合、腸が破れてしまうこともあります。



◆予防法

一番の予防方法は、
一度に柿をたくさん食べないことです。

田中さんは昼食代わりに4個も干し柿を食べていました。
それが、発症を招いた大きな原因だったと考えられます。

とくに、空腹のままたくさん食べないことです。
さらに、急いで食べないでゆっくり食べることも大事です。


■お餅

柿のほかにも、
お餅が発症の原因となったケースがあります。
お餅は意外に消化に時間がかかるのですが、
焼き餅にするとさらに消化に時間がかかり、
胃の中で停滞することになり、
発症リスクを高めることになります。

また、
お餅はしっかり噛まないと腸で詰まってしまうことがあります。


◆予防法

●よく噛んで食べる
●焼いた餅は湯通しして柔らかくする



■発症リスクのあるその他の食品

海藻、コンニャク、タクアン


◆乾燥ワカメ

特に乾燥ワカメは、
お湯などで戻す場合、
十分に大きくなる前に食べると、
胃や腸の中で膨らんで、
詰まらせる原因となることがあります。



◆チーズフォンデュー

アツアツのチーズを食べたところに、
冷たいビールを飲むと、
胃の中でチーズが固まって、
発症する危険性があります。



■食餌性(しょくじせい)イレウスになりやすい人

●胃酸の濃い人
胃酸が強いために固まる反応を起こしやすくなります。

●胃の運動が低下している人
胃の中に食べ物がとどまっている時間が長いために、
食べ物が固まりやすくなります。