大腸がん予防 3月5日テレビ朝日 たけしのみんなの家庭の医学

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MCは北野たけしさん、
ゲストは久本雅美さん、加藤茶さん、
ガダルカナル・タカさん、井森美幸さん、
解説してくれるのは、
帝京大学医学部 外科学講座
教授 福島亮治先生です。


image130.gif【大腸がんの予防】

日本人に一番多いがんが大腸がんです。
加齢とともに人の大腸の中には、
大小のポリープができます。
これが、腸の老化です。

このポリープをそのまま放置しておくと、
数年後にがんになってしまうリスクが高まります。

ポリープができる原因は、はっきりとは解明されていませんが、
『飲酒』『喫煙』『肥満』などが関係するともいわれています。

そして、このポリープを防ぐことができれば、
腸の老化を防ぎ、
ガンも予防することができることになります。



■大腸がん抑制成分

過去20年・5000人の調査によると、
ある栄養成分の摂取量が多い人は、
大腸がんのリスクが低いことが分かっています。

その大腸がんの抑制成分とは、
昆布に多く含まれている成分・グルタミン酸です。
昆布のほかにも肉類、チーズ、トマト、野菜
などにも含まれています。



■実証ケース

昆布出汁を日常的に多く口にしている
日本料理の名店・京都菊乃井の統括料理長の
辻さんの大腸を調べたところ、
ごく小さなポリープが1つ見つかっただけでした。

同世代の50~60代の人だと、
通常7個前後のポリープが見つかることから、
辻さんの大腸は非常によい状態ということがいえます。



■菊乃井の出汁の取り方

菊乃井では
昆布を60度で1時間ゆで、
次にカツオ節を入れる
ことで
グルタミン酸を多く通常よりも多く抽出しています。

菊乃井の出汁のとりかたをすると、
一般的な出汁のとりかたに比べて、
グルタミン酸が約3倍多くとることができました。



■グルタミン酸

腸の老化を抑える効果が期待できるグルタミン酸は、
アミノ酸の一種で、
脳の中枢で神経伝達物質として記憶などにかかわっています。
また、腸の細胞の栄養になっているともいわれています。


■腸老化防止のメカニズム

腸には、食べ物と一緒に毒素などがも入ってきて
病気などの原因となることがあります。
これらの毒素などは、
腸壁にくっついて体内に吸収さます。
グルタミン酸はこの吸収を妨げる働きをします。


グルタミン酸は腸内の粘液を増やすことで、
毒素などが腸壁に接するのを抑制するとともに、
毒素などを体外に排出する助けをしています。



■家庭で簡単にグルタミン酸をとる方法

菊乃井の昆布出汁の取り方は時間などもかかり、
手間がかかりますので、
もっと手軽に多くのグルタミン酸をとる方法があります。

実は、ある食材からとった出汁には、
昆布とカツオ節からとった出汁よりも
何倍も多くのグルタミン酸が含まれることがわかりました。



●昆布とカツオ節
71μg

●カタクチイワシ(イリコ)の出汁
18㎍

●サバ節の出汁
20㎍

●トビウオを乾燥させたアゴの出汁
108㎍

●干しシイタケの出汁
602㎍


■結果

干しシイタケの出汁を料理に用いることで、
グルタミン酸を多く摂取し、
大腸がん予防効果を期待することができます。