加齢性難聴 健康カプセル!ゲンキの時間3月3日TBS

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MCは三宅裕司さん、渡辺満里奈さん、
ゲンキステューデントは滝裕可里さん、
ゲンキリサーチャーは深沢邦之さん、
ゲストは松崎しげるさん、
解説してくれるのは、
東京大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科 科長
医学博士 山岨 達也先生です。


image130.gif【加齢性難聴!】

国内の難聴者数は1500万人以上。
実に国民の11%以上が難聴ということになります。
しかも、加齢性難聴になると
うつや認知症の危険性が高まります。



■有賀さん・男性67歳のケース

最初に異変を感じたのは55歳のときで、
最初の異変としては、
体温計のピピッという音が聞こえなかった。

さらに、
2年後からは妻の言うことが聞こえづらくなってきました。
そんな状況の中で病院を訪れたところ、
加齢性難聴と診断されました。


■加齢性難聴

加齢にともなっておこる難聴で、
50歳頃から始まり65歳以降急増します。


◆原因

耳は音をとらえると鼓膜で振動を増幅させ、
蝸牛で電気信号に変換させて脳に伝えます。
蝸牛の中には微小な毛からなる有毛細胞があり、
それが伸縮することで音を電気信号に変換します。

この有毛細胞が壊れたり抜け落ちることが、
加齢性難聴の主な原因です。

しかも、
この有毛細胞は一度壊れると再生することはありません。

有毛細胞は蝸牛の入り口にある
高い音の部分から壊れていきます。
そのため、
難聴の最初の症状としては高い音が聞き取りにくくなり、
体温計の電子音などが聞きとりづらくなります。



■加齢性難聴と認知症

加齢性難聴になると認知症になりやすくなります。
その理由は脳への刺激が低下することにあります。
聴覚を司る側頭葉は記憶とも深い関連のある部位で、
そこへの刺激が低下することで記憶力も低下し、
認知症を招くとされています。

また、
難聴によって人とのコミュニケーションが取りにくくなることで、
社会的な孤立を招きやすくなることも、
認知症になりやすくなる原因とされています。



■難聴対策

加齢性難聴を改善することは難しいのですが、
補聴器を用いることで機能を補うことができます。


■補聴器

補聴器を購入する際には、
補聴器相談医のいる耳鼻咽喉科で細かい検査を行い、
専門店を紹介してもらうことが大事です。

認定補聴器専門店では、
聞こえにくい周波数をより強めたり、
趣味やライフスタイルによって調整を行い、
自分の耳にあった補聴器を作ることができます。


何よりも大事なのは、
補聴器を用いることで、
認知症の予防になることを自覚することです。



■加齢性難聴が早まる原因

●若い頃から大きな音を聞いている人

工事現場で騒音を聞き続けている人や、
パチンコにずっといっている人などが
早めに難聴になりやすいとされています。
この他にも、
運動不足、偏食、喫煙、過度な飲食など、
生活習慣病を招く生活スタイルも原因とされています。


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【突発性難聴】


■京都橘大学・池田教授のケース

池田教授は43歳ときに突発性難聴を発症しました。
朝起きると、
右耳に水がたまっているようなボワーンという違和感がありました。

その日は仕事を優先し、
耳鼻咽喉科にかかったのは3日後でした。

発症後数日後には右耳の聴力をほとんど失い、
しかも始終セミが鳴いているような耳鳴りがしていると言います。

この耳鳴りは、
聞こえなくなった音を脳が聞こうとして興奮状態になり、
本来なっていない音を感じている状態です。


■突発性難聴

ある日突然片方の耳の聞こえが悪くなる症状で、
年齢、性別に関係なく発症します。

原因ははっきりとしていませんが、
ウィルス感染やストレスが影響しているとも考えられています。

突発性難聴とは、
耳の中の有毛細胞が次々と壊れている状態です。
時間がたてばたつほど完治の可能性が低くなります。

改善のためには早期治療が不可欠とされています。
年間発症数は7万5千人とされています。

重要な対策は早期治療です。
片耳の異変を感じたらすぐに耳鼻科を受診してください。

突発性難聴は3割ほどの人は完治し、
治療が遅れた人や2割くらいの人は治らず、
その他の人は改善はしますが完全に治ることはないとされています。


■突発性難聴の特徴

●突然片耳が全く聞こえなくなる
 または、聞こえが悪くなる


●難聴に加えて、耳鳴りやめまいを伴うことがある