肌の老化 9月18日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
名古屋市立大学大学院教授 森田 明理先生です。


image130.gif【肌の老化】

【皮膚の老化】

皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織で構成されています。
表皮の外側にある角質層は、
細菌やアレルギー物質、一部の紫外線、
などの侵入を防ぎ、
体内の水分の蒸散を防ぐなど、
“皮膚バリア”の働きをしています。

また、真皮はコラーゲンとエラスチンが絡み合い、
弾力性を保っています。
皮膚の老化には加齢のほかに、
喫煙や大気汚染、紫外線などさまざまな環境要因が関わっています。


■喫煙、大気汚染

タバコの煙、車の排気ガス、工場のばい煙、PM2.5などが、
大量に皮膚に付着して侵入すると、
真皮のコラーゲンやエラスチンが分解されていきます。

その結果、真皮の弾力性が失われてシワができます。
また、タバコの煙や汚染物質を呼吸で吸いこむことでも、
血液を介して皮膚に届き、悪影響を与えます。

これらをふせぐためには、
以下のようなことが重要です。
●禁煙する
●汚染物質を石鹸などで洗い流す
●化粧水や乳液などの保湿剤を使用して、
 皮膚バリア機能を高めます



■紫外線

紫外線は体内でビタミンDを合成して
骨を丈夫にしてくれますが、
長期間無防備に浴び続けると光老化につながります。
光老化とは、長時間日の光を浴びることによる
顔や首、手などの皮膚の変化のことです。
皮膚の色が黒ずんで張りがなくなり、
しわやしみなどが現れます。


◆UVA

波長が長く、真皮まで到達し、
真皮のコラーゲンやエスラチンを減少させます。

その結果、真皮の弾力性が失われ、しわが生じます。


◆UVB

波長が短く表皮までしか到達しませんが、
強いエネルギーを持つため、
長時間浴びるとDNAを傷つけたり、
免疫機能を低下させるなど、
表皮に大きなダメージを与えます。


表皮の最も深いところにはメラノサイトという色素細胞が並び、
UVBがここに届くとメラニンという色素を作って、
皮膚を守ります。


■皮膚がん

紫外線を浴び過ぎて、DNAが傷ついて細胞ががん化するのが、
皮膚がんです。
紫外線を浴びるとすぐに皮膚が褐色になるタイプの人は、
紫外線に対する防御力が高く、
紫外線による皮膚がんが起こる危険性は低いとされています。
一方、皮膚の色が薄いタイプの人は、
メラニンを作り出す能力が低いために、
紫外線を浴びて日焼けをすると皮膚が赤くなります。
このような人はしみはできにくいのですが、
表皮の細胞が紫外線によるダメージをうけやすく、
皮膚がんが起こる危険性が高くなります
ので、
1年を通しての紫外線対策が重要となります。


■紫外線対策

◆日陰を利用する


紫外線量の多い日中に外出する際には、
日陰をうまく利用しましょう。
ただし、紫外線は直射日光のほかに、
空気中の微粒子に反射した散乱光や、
地面などに反射した反射光にも含まれていますので、
注意が必要です。



◆衣類などで皮膚を覆う

日傘を使ったり、つばの広い帽子や長袖、
長ズボン、サングラスなどを着用
し、
できるだけ紫外線が直接
皮膚に当たらないようにしてください。


◆日焼け止めを塗る

顔などは日焼け止めなどを塗って紫外線から保護します。
日焼け止めはクリームやローション、リップクリームなどがあり、
塗る部位や用途などに応じて使い分けます。


◆日焼け止めの種類と使い方

日焼け止めの性能は、
『SPF』と『PA』
によって表示されます。
SPAの数値が大きいほど、
防ぐ効果が長く続くことになります。

最高が『50+』です。
PAは主にUVAを防ぐ効果の高さを『+』の数で示します。
塗る量の目安は、顔に塗る場合は、
クリームならパール粒2個分、
ローションなら1円玉2枚分です。
外出したときなどは、
日焼け止めを2~3時間おきに塗り直しましょう。


◆日焼け後の処置

軽い日焼けの場合は、
まずタオルにくるんだ保冷剤などを使って冷やします。
ほてりがおさまったら、乾燥を防ぐために保湿剤を塗ります。
赤く腫れる、痛みがある、水ぶくれがある

などの症状が現れた重い日焼けの場合は、
皮膚科を受診して下さい。