人には聞けない性感染症対策7月31日今日の健康NHK

mig・今日の健康.jpg




MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
日本家族計画協会理事長 北村 邦夫先生です。


image130.gif【人には聞けない性感染症対策】

【性感染症】

性感染症とは、
性行為や性行為に類似した行為によって起こる感染症の総称で、
SITやSTDともいいます。
主な性感染症には、
●性器クラジミア感染症
●性器ヘルペス感染症
●尖圭コンジローマ、
●淋菌感染症
●梅毒
●HIV/エイズ
などがあります。

性感染症は、性行為ばかりではなく、
オーラルセックス(口腔性交)などでも感染し、
最近増えてきています。


◆性器クラジミア感染症
男性は性器のかゆみや排尿痛などが現れることがあるが、
女性は症状が現れないことが多い。

妊婦が感染していると、
分娩時に新生児に感染する恐れがある。


◆性器ヘルペス感染症
感染しても発症しないことが多いため、
感染が広がりやすい。
発症した場合、性器やその周りに水泡や潰瘍ができ、
発熱や全身の倦怠感、リンパ節の痛み、強い痛みなどの症状を伴う。


◆尖圭コンジローマ
性器にカリフラワー状の特徴的なイボが多数できる。
発生部位によっては、かゆみや痛みなどの症状がみられる。
女性はおりものの量が増えることがある。



◆淋菌感染症
男性では主に尿道炎が起こり、
尿道から膿がでて排尿時に痛みをともなうことがある
が、
無症状の場合もある。
女性ではおりものの様子の変化などがおこることもあるが、
症状がほとんど現れないことが多い。


◆梅毒
感染後3週間程度の潜伏期間を経て、
全身の発疹、脱毛、発熱、倦怠感など、
さまざまな症状が現れる。

妊婦が感染していると、
胎盤を介して胎児に感染することがある。


◆HIV/エイズ
HIVに感染することで起きる。
自覚症状のない時期が続き、進行すると、
通常は感染しない病原体に感染する日和見感染症や、
悪性腫瘍などが生じるエイズを発症する。


image133.gif


【治療と検査】

性感染症は感染しても、症状はほとんど現れませんが、
性感染症の種類によっては、症状が現れることもあります。
ただし、性器がかゆくなる、リンパ節がはれる、
イボや潰瘍ができる、おりものの様子がいつもと違う、
などの症状が現れたときには、
かなり進行していると考えられます。

検査は男性の場合は泌尿器科を、
女性の場合は婦人科や産婦人科を受診するとよいでしょう。


■治療

性感染症と診断された場合は、
必ずパートナーと一緒に治療を受けましょう。
一般的に抗菌薬などの飲み薬や塗り薬、
注射薬などが使用されます。


■検査

パートナーができたり替わったりした場合は、
性行為などの性的接触をする関係になる前に、
2人とも性感染症の検査をうけましょう。
また、性感染症の予防にはコンドームの使用が効果的です。
これはオーラルセックスのときも同じで、
いちごやチョコレートなどの香りつきの
オーラルセックス用のコンドームが市販されています。


■性感染症Q&A

Q:性感染症に感染して、
不正出血が起こることはあるの?


A:特に成長過程にある若い女性では、
ホルモンバランスの乱れや、
子宮の入り口にできたびらん(ただれ)などが関係し、
性交行為に月経以外で出血が起こることがあります。
不正出血がある場合は、性感染症を疑うよりも、
子宮の機能に異常がないかなどを調べるために、
産婦人科や婦人科の受診をお薦めします。


Q:性感染症に感染した場合、
治療期間はどのくらいかかるの?


A:たとえば性器クラミジア感染症の場合、
早期発見・早期治療ができれば、
短期間の薬の服用で治すことが可能です。
ただし、性感染症がのどで起こった場合は、
一般に治療期間が長くかかる傾向があります。

治療はパートナーと2人で同時に受け、
性行為にはコンドームを最初から最後まで、
正しく使い通すことが大切です。