熱中症!アウトドア健康管理術 7月12日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
日本医科大学 教授 横田 裕行先生です。


image130.gif【熱中症!アウトドア健康管理術】

■熱中症

熱中症は熱さによって起こる体調不良のことで、
体内の熱を逃がしにくくなって熱がこもり、
体調不良を招きます。

スポーツや作業など屋外で発症した場合は、
回復が早く重症例は少ない傾向にありますが、
屋内での場合は高齢者が多く、
重症化しやすい傾向にあります。


■主な症状

◆初期
めまいや立ちくらみ、気分が悪い、
こむら返りなどの筋肉がつる



◆悪化
頭痛、吐き気、体がだるい


◆重症
意識障害、全身のけいれん、
肝臓や腎臓などの機能障害、
血液の凝固異常など



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【熱中症の応急処置法】

夏の炎天下で体調の悪い人がいる場合は、
まず熱中症を疑います。
室内でも、暑い環境で体調が悪くなっている場合は、
熱中症を疑ってください。

①意識の状態を確認します
声をかける、肩をたたく、簡単な質問をするなどして、
意識の状態を確認します。



■意識がない場合

①救急車を呼ぶ
   ↓
②安全で涼しい場所に移す
   ↓
③服やベルトをゆるめ、体を冷やす
   ↓
④救急車で医療機関に搬送する


◆体を冷やすのに効果的な部位
太もも、脇の下、首。
これらの皮膚の下には太い血管が走っていますので、
体を冷やすのに効果的です。


■意識がある場合Ⅰ

①安全で涼しい場所に移す
   ↓
②服やベルトをゆるめ、体を冷やす
   ↓
③自分で飲み物を飲むように促す
   ↓
  飲める
   ↓
④安静にして十分に休憩をとる

   ↓
⑤A・回復

●ふだんと変わらない状態に回復すれば、
帰宅しても大丈夫


⑤B・普段と少し異なる
●体調が回復しても、だるささが残っていたり、
普段と体調が違う場合は、医療機関を受診する



■意識がある場合Ⅱ

①安全で涼しい場所に移す
   ↓
②服やベルトをゆるめ、体を冷やす
   ↓
③自分で飲み物を飲むように促す
   ↓
  飲めない
   ↓
④医療機関を受診する



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【熱中症の予防】

■室内

◆強い日差しを遮る


強い日差しが部屋に直接入ってくると、
室温が高くなるため、すだれやよしずなどを使い、
日差しをさえぎるようにします。
また、直射日光のあたる場所に打ち水をするのも効果的です。


◆エアコンと扇風機を利用する

暑い日には、エアコンと扇風機の両方を使って、
室温と湿度を下げます。
エアコン設定は、室温28度、湿度70%以下が目安ですが、
暑いときにはもっと低くしてください。
室温や湿度は自己の感覚に頼らず、
温度計や湿度計で管理して下さい。
ただし、冷やしすぎると、
体に負担をかけて不調を招くことがありますので、注意が必要です。


◆こまめな水分補給

脱水症状を起こすと、のどの渇きを感じにくくなります。
1日当たり1.2リットルを目安に、
のどが渇く前からこまめに水分補給をする習慣をつけましょう。

特に高齢者や子供がいる家庭は注意が必要です。
飲み物は冷たい物の方が体内での吸収がよくなり、
体を冷やす効果が期待できます。

また、スポーツなどで大量に汗をかいた時などは、
経口補水液やスポーツドリンクなどで、
水分とともに塩分補給をしてください。
おせんべいなどで塩分をとるのもよいでしょう。


■屋外

◆天気予報などで天候や熱中症情報などを確認する


外出する前には天気予報などで
天候や気温、熱中症情報などを確認し、
暑い時間帯の外出はさけるなど、
無理をしないようにしてください。


◆服装は通気性のよいものにする

服装は、
熱がこもらないように通気性の良い物にしてください。


◆日傘や帽子を使う

日差しや帽子を使って、
直射日光が直接皮膚に当たらないようにしてください。
木陰などを歩くことでも日差しをさけることができます。

子供は頭の位置が低いため、アスファルトの照り返しなど、
大人よりも高い温度にさらされます。
外出先での子供の様子にも十分に注意して下さい。


◆こまめな休憩

無理をせず、こまめに休憩して下さい。
日蔭では帽子を脱いで、汗の蒸発を促してください。


◆水分補給とともに塩分補給をする

経口補水液やスポーツドリンクなどで、
水分と塩分を補給して下さい。