はじめての大腸内視鏡検査 健康カプセル!ゲンキの時間7月8日TBS

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MCは三宅裕司さん、渡辺満里奈さん、
ゲンキステューデントは岡田結実さん、
ゲンキリサーチャーはレッド吉田さん、
解説してくれるのは、
がん・感染症センター都立駒込病院消化器内科部長
小泉 浩一先生です。


image130.gif【はじめての大腸内視鏡検査】

日本で大腸がんと診断されている人は
年間10万人にも及びます。

部位別がん死亡者数で、
大腸がんは男性3位、女性1位です。
それなのに、20歳以上の
胃など内視鏡検査の受診率が52%
なのに対して、
大腸内視鏡検査の受診率は25%
しかありません。


■大腸がん

大腸にできるがんで、
主な症状として下痢と便秘を繰り返したり、
血便などがあります。

ただし、
大腸がんは定期的な検査(内視鏡検査)を受けていれば、
約8割は治療することができます。
大腸がんの治療はとにかく、
早期発見が重要です。


■ステージ

大腸がんは、
進行具合によってステージ0~Ⅳに分かれています。

ステージ0:がんが大腸のみにできている
ステージⅢ:がんがリンパ節に転移
ステージⅣ:他の臓器へ転移


■ポリープ

ポリープとは、細胞が異常に増殖してできる突起物のことです。
その大きさが1cmを超えると、
がんになる可能性が非常に高くなるために切除します。

早期に発見されたがんであれば、
内視鏡検査でポリープを切除します。
ただし、がんの深さによって治療を検討します。
一度がんができた人は、がんができやすくなるために、
定期的な検査が求められます。


■CTコロノグラフィー検査

CTで大腸をスキャンして、
大腸の形を立体的に観察できる検査です。

大腸内部も細かく観察することが可能で、
大腸がんやポリープを見つけることができます。
内視鏡を入れるわけではないので、
高齢者、体力に自信のない方、障害のある方には
適している検査です。
ただし、小さなポリープや平坦な病変は
見つけずらいという注意点があります。



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【大腸内視鏡検査】

■診察・事前説明

◆問診票


アレルギー、高血圧、糖尿病の有無など、
基本的なことを問診票に記入します。



◆問診

●飲酒
●食事
●喫煙歴
●がんの家系状況
●便の状態


加えて薬を飲んでいるかを尋ねられます。
脳梗塞の予防などのために血をサラサラにする薬を飲んでいると、
ポリープを切除する際に出血が止まらなくなることがあります。

そのために、休薬をするなど少し工夫が必要となります。

ただし、降圧剤を飲んでいる人は、
薬をやめると発作や出血が多くなる危険性があるため、
検査当日も服用する必要があります。


◆検査の説明

仮にポリープが見つかった場合、
1cm以内であれば、その場で切除することができます。
切除方法は主に2種類あります。

●ポリペクトミー
金属製の輪をポリープの茎のくびれにかけ、
電流を流して切除します。


●ESD
ヒアルロン酸などを注入してポリープを隆起させ、
電気メスで周囲の粘膜を切除します。
直径5cmまでの平坦なポリープに有効です。


◆痛み

以前は内視鏡を入れる際に、
大腸を膨らませるために空気を入れていたことで、
少し痛みを覚えることもありましたが、
今は腸管から血液に吸収しやすい二酸化炭素を入れているために、
痛みは感じにくくなっています。
それでも、不安と言う人のために、
今では鎮痛剤を用いて、
完全に意識をなくすということではなく、
少しボォーっとするような状態にします。


◆検査当日までの注意

看護師さんから検査当日までの禁止事項の説明があります。

●検査の前々日には、
 繊維の多い野菜や種のある果物の摂取は控える

●前日は、さらに乳製品やアルコールも控える

●検査当日は何も食べないかわりに、
 十分に水分をとる


最後に、同意書にサインをします。


■大腸内視鏡検査

検査前日は、便秘など大腸の調子が悪い場合は、
腸管洗浄剤を飲みます。

当日は、腸管洗浄液1.8リットルを2時間かけて飲み、
大腸をきれいにします。
番組では院内で飲みましたが、
施設によっては自宅で飲む場合もあります。
味はスポーツドリンクみたいとのことです。

その後トイレに何度も行きます。
便の色が薄くなって何も出なくなったら、
準備OKです。


◆ゲンキチャレンジャー吉田さんの検査

ゲンキチャレンジャーの吉田さんの内視鏡検査で、
2つのポリープが見つかりました。
悪性か良性かを診断するために、
ポリープに染料をかけます。
悪性の場合は不規則な模様がでます。

1つの模様が不規則で将来がんになる可能性があると判断され、
その場で切除されました。

切除したポリープは病理検査に出して、
悪性かどうかを詳しく調べます。


◆検査後

この後の生活について説明があります。
水分を補充することと、
消化に良い軽い食事をすることなどが話されます。


吉田さんのようにポリープを切除した人は、
出血の心配があるために、
2週間は激しい運動や飲酒を控えます。


◆その後

吉田さんは便秘症だったのですが、
内視鏡検査後に便秘が改善されたとのことです。
これは、
内視鏡検査のために腸をからっぽにしたことで、
腸内細菌のバランスが変化して、
良好な状態に向かったためだと考えられます。
ただし、同じ食生活を続けていると、
2~3ケ月のうちにまた便秘に戻ってしまう可能性があります。

1度ポリープができるとできやすくなるために、
定期的な検査が望まれます。
少なくても3~5年に一度は検査を受けることをおすすめします。