睡眠についての誤解 6月25日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
日本大学 教授 内山 真先生です。


image130.gif【睡眠についての誤解】

【睡眠の仕組み】

夜眠くなるのは、
『脳が疲れて眠くなる仕組み』
『夜になると眠くなる仕組み』
があるからです。
仮に、この2つの仕組みのうちの
どちらかでも乱れると不眠につながりやすくなります。


■脳が疲れて眠くなる仕組み

脳は起きて活動していると疲れがたまってきます。
これには、睡眠物質と呼ばれるものが大きく関係しています。
睡眠物質は起きていら時間に比例して溜まっていきます。
それによって、脳の睡眠中枢が活性化して、
脳を休ませるための眠気が起こります。



■夜になると眠くなる仕組み

夜になると自然と眠くなるのは体内時計によるものです。
体内時計は、通常24時間周期でリズムを刻んでいます。
正しいリズムのために欠かせないのが朝の太陽です。
朝、日光が目に入ると体内時計がリセットされ、
その14~16時間後に体内部の体温下がり、
その1~2時間後に眠りに導かれます。


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【不眠とは】

不眠とは、寝付きが悪い、
質の良い睡眠を得られない状態をいいます。
一方、睡眠不足とは、
睡眠をとる時間が十分に確保できていない状態をいいます。
両方とも、何日も続くと体の不調を招くことになります。


◆寝付きが悪い

まだ眠気を感じていないまま、
体温が下がり始める前に寝床に入ると、
寝付きが悪くなります。

考えごと等をして脳が活動を続けていても、
目がさえて寝付けません。


◆途中で目が覚める/眠りが浅い

多くは、眠ろうとして
寝床で長く横になっていることによって起こります。

また、眠りすぎると
起きている時間が短くなることで深い眠りが得られず、
途中で目が覚めたり、眠りが浅くなったりします。
改善するためには、
寝ている時間を7時間を超えないようにします。


◆早く目が覚める

加齢にともなって体内時計が早まると、
早く目が覚めるようになります。

男性は、女性より早く中年からこの現象が起こります。
早く目が覚めるようになっても、
日中に不調を感じなければ問題はありません。


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【不眠や睡眠不足の影響】

不眠や睡眠不足は、
体や心にさまざまな影響を及ぼします。

◆活動の質の低下

●疲れやすさ
●集中力・注意力の低下
●イライラ感
●日中の眠気



◆体の健康

以下の生活習慣病になりやすくなります。

●糖尿病
●高血圧
●脂質異常症


また、上記の病気が原因となって動脈硬化が進み、
心臓病や脳卒中を発症する危険性が高くなります。


◆心の健康

●うつ病


■適切な睡眠時間

健康な人の睡眠時間に関して、
男女ともに6.5~7.4時間の人が、
一番長生きだったという報告があります。

一般に成人の場合は、
1日7時間前後の睡眠がほどよく、かつ十分といえます。


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【受診のタイミング】

不眠を改善するためには、生活習慣の改善が重要です。
生活習慣の見直しに取り組んでもなかなか改善されない場合は、
まずはかかりつけの医師に相談してみてください。
気持ちが楽になって、眠れない苦痛が軽快していくことがあります。
それでも改善がみられない場合は、
必要に応じて専門医などを紹介してもうといいでしょう。
そのときに、睡眠日誌を持参すると診察がスムーズに進みます。


■睡眠日誌

以下のようなことを2週間ほど書きとめます。

◆寝床に入った時間
◆眠りについた時間
◆目を覚ました時間
◆寝床から出た時間
◆よく休めたかどうか
◆日中の眠気について


毎日つけることが重要で、
自分の睡眠の状態の把握にもつながります。