免疫力アップ新常識!たけしのみんなの家庭の医学6月12日テレビ朝日

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MCは北野たけしさん、
ゲストはかたせ梨乃さん、坂下千里子さん、
ガダルカナル・タカさん、キャイーンさん、
解説してくれるのは、
帝京大学医学部付属病院 上部消化管外科
教授 福島 亮治先生です。


image130.gif【免疫力アップ新常識!】

体調不良、食欲不振、疲れがとれないなどは、
免疫力低下のせいかもしれません。


■免疫力

免疫力が高ければ健康を保っていつまでも元気でいることができます。
しかし、免疫力は加齢とともに衰え、
70代では20代の半分以下に低下するとされています。
そのため、がんを発症しやすくなったり、
食べた物が気管にはいっただけで重度の肺炎になったりなど、
免疫力が健康維持の重要なポイントとなります。


■一般的に行われている免疫力アップ法は

ウォーキングやジョギングなどの『運動習慣』
発酵食品や緑黄色野菜を多く摂る等の『食生活の改善』
疲れをとるための『睡眠時間の確保』
ですが、ある臓器を元気にすることで、
免疫力を高めることができます。
その臓器とは腸です。
なかでも小腸がより重要で、
免疫の源みたいな臓器です。


■小腸の絨毛

小腸粘膜の表面には、
絨毛という細かな毛がびっしり生えています。
この絨毛がふさふさでびっしり生えていれば、
免疫力アップにつながります。
逆に、絨毛が抜けたり短くなったりしている人は
免疫力が低下していることが多くあります。


■6人のモニターを検証

絨毛が抜けたり短くなっている人と、
絨毛がしっかり生えて元気な人との差は何でしょう。
血液検査で絨毛の状態を推測しました。
基準値は45で、これより高ければクリアです。


◆基準値以上の人
長嶋さん女性71歳:57.2
高橋さん女性68歳:48.8
高山さん男性61歳:49.1

◆基準値以下の人
高橋さん女性70歳:43.9
宮崎さん女性57歳:25.5
井上さん男性52歳:未表示

また、免疫力の強さをはかるために、
代表的な免疫細胞であるNK細胞の活性度を測りました。
基準値は8.9です。

絨毛が元気な3人
長嶋さん、高橋さん(男性)、高山さんは
10.9以上の基準値クリアでした。

それとは反対に
絨毛の元気がない3人
高橋さん(女性)、宮崎さん、井上さんは
3.3以下で基準値以下でした。


■小腸の働き

小腸の主な働きは食べ物から栄養素を吸収することです。
さらに、もう一つの主な役割が免疫力です。
食べ物と一緒に毒素や病原菌が入ってくるのですが、
それが体内に入ってくるのを防ぐ役割を担っています。
そして、絨毛の中に免疫細胞がいっぱい集まっています。
小腸を広げるとおよそ200㎡、
およそテニスコート1面くらいの大きさになります。


■絨毛を元気にする法

絨毛をふさふさ元気にするためには、
ある栄養素を摂取することです。
それは、
『タンパク質』
です。
実際、免疫力の高かった3人のタンパク質摂取量は多かったのです。
タンパク質の一種であるグルタミンが
小腸の活性化に重要な役割をしています。
グルタミンが、
少なくなった絨毛を増やす働きをしていると考えられています。

健康を維持していくためには、
1日75g摂取することを目指します。

たとえば、
免疫力が低下していた高橋さん(女性)は
NK細胞の活性度が低い3.3(基準値8.9)で、
1日のタンパク質摂取量は48.2gでした。


■タンパク質ちょい足し食事

高橋さんに免疫力アップ法として、
普段の食事にタンパク質をちょい足ししてもらいました。
検証期間は5日間です。


◆1日目

●朝食の味噌汁に生卵を入れました
●昼食ではコーンスープに生卵を入れ、
 トーストにもチーズを足しました
●夕食のマグロのすき身に生卵を足してユッケにしました


2日目以降も生卵のちょい足しを中心に
タンパク質のちょい足しに努めました。


◆結果

5日後の
絨毛の状態は
43.9 → 61 基準値クリア

NK活性は
3.3 → 3.6 改善

タンパク質をしっかりとる食事を続けていけば、
免疫力アップが期待できます。