万病の元!ストレスをチェック5月14日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
早稲田大学教授 熊野 宏明先生です。


image130.gif【万病の元!ストレスをチェック】

【ストレスと社会】

長時間労働や強いストレスが原因でうつ病などの精神疾患を発症し、
労災認定を受ける人が年々増えています。

ストレスの影響を受けているのは、
仕事をしている人だけではなく、
学生、主婦、高齢者など、誰もがストレスを抱えています。

また、スマートフォンの普及も
状況を悪化させている可能性があります。
作られた世界の中で
アップダウンを感じ続けることになるからです。
人がリフレッシュできるのは、
自然と触れ合ったり、お風呂にはいったりなど、
現実と接したときだとされています。


■原因

新しい環境への適応が負担になったり、
逆に環境に適応しようと無理に頑張りすぎる過剰適応になったりなど、
どちらもストレスになります。


◆人生を左右するような大きな出来事

環境の変化はストレスになります。
良い出来事も悪い出来事も両方ともストレスとなります。

家族の死、災害、会社の倒産、失業、借金、離婚、別居、
結婚、妊娠、就職、入学、転職など



◆日々積み重なるもの

気づかないうちに負担となっているものです。
一つ一つは小さなことでも、
たまっていくと大きなストレスとなります。

苦手な人がいる、金銭のやりとり、満員電車、仕事上のミス、
騒音、親子喧嘩、夫婦喧嘩、過労、育児、介護、
人間関係・環境の変化、プレゼン、仕事のノルマ、受験など



■ストレスの影響

ストレスはまさに『万病の元』です。
ストレスがたまると、
イライラして食べ過ぎたり、飲酒量が増えたりすることがあります。
また、便秘や下痢など体調の不良となって現れたりすることがあります。


◆生理的ルート

交感神経が緊張したり、
ストレスホルモンが分泌されたり、
免疫の働きが低下することで、
さまざまな臓器に悪影響が生じます。


◆行動的ルート

お酒の飲みすぎややけ食い、
せっかちになったり、引きこもりがちになったりするなど。
生活習慣の乱れにつながりやすくなります。



◆情動的ルート

脳の中で感情や記憶を司る大脳辺縁系という部分が影響をうけ、
感情のコントロールがうまくいかなくなります。

上記のルートを経緯して、下記のような不調や病気につながります。

●頭痛、腹痛、下痢、かぜなどの比較的一過性の症状
●高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病
●胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群などの消化器の病気
●気管支ぜんぞく、アトピー性皮膚炎などのアレルギーの病気
●甲状腺機能亢進症、関節リウマチ、がん免疫系の異常が関わる病気
●慢性頭痛、腰痛、関節痛などの慢性的な痛み
●うつ病、不安障害、睡眠障害、自律神経失調症



■ストレスへの反応

同じようにストレスを受けていても、
あまり変わらない人もいればすぐに心身の不調が現れる人もいます。
要因の一つは、生まれつきの体質と考えられています。
このほかに生活環境、日ごろの行動のしかたや考え方も
大きく関係していると考えられています。

◆アドレナリン

頑張るときに分泌され、
体の反応を引き起こします。

心拍数や血圧、血糖値などを上昇させ、
心臓や血管に影響を及ぼします。


◆コルチゾール

我慢するときに分泌され、
心の反応を引き起こします。

落ち込みや不安を引き起こし、
うつ病などの心の病気につながります。


■ストレスチェック

どれくらいストレスがたまっているか
自分でチェックできる方法があります。

1日の終わりに、
自分の余力がどの程度残っているのかを、
『0~100%』
で表し、それを手帳やカレンダーに記入してきます。

●化粧を落とす気力するない    → 0%
●録画したドラマを見る余力がある → 60%

このような具合です。
深く考えず、直感で記入するようにしてください。
これで、ストレスがたまっている度合いを
『可視化』することができます。