ひざ痛改善の極意!警戒・変形性ひざ関節症4月9日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
高知大学教授 池内 昌彦先生です。


image130.gif【ひざ痛改善の極意!警戒・変形性ひざ関節症】

【変形性ひざ関節症とは】

変形性ひざ関節症は中高年に多い症状で、
患者数は50代以上の2人に1人に見られ、
女性が男性の2倍も多いのが特徴でもあります。



■症状

膝関節は太ももの骨である大たい骨と
脛の骨である脛骨、
膝の皿と呼ばれる膝蓋骨という3つの骨からできています。
大たい骨と頸骨が接する面は軟骨で覆われ、
軟骨と軟骨の間には弾力性のある半月板があります。

軟骨と半月板は膝にかかる衝撃を吸収する
クッションの役目をはたしています。
しかし、膝に負担がかかり続けると、
次第に軟骨がすり減り、
軟骨のかけらが膝関節を包んでいる滑膜を刺激して
炎症を起こします。
このように、膝関節の軟骨がすり減ることで、
起こる病気が変形性膝関節症です。



■変形性膝関節症の進行度

◆<軽度>


軟骨がすり減り、骨と骨との間がやや狭くなっている。

●立ち上がるときに痛む
●膝がこわばる
●動き始めに痛む



◆<中等度>

骨と骨との間がさらに狭くなる。
骨がトゲのような形になる骨棘がみられる場合もある。

●正座がしにくい
●階段の上り下りの際に痛む
●水がたまって腫れる



◆<重度>

軟骨がほとんどなくなってしまうことで、
骨どうしがぶつかる。

●じっとしていても痛む
●痛みで目が覚める
●曲げ伸ばしすると痛い
●歩行時に膝が横揺れする
●歩行困難



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【原因と診断】

■原因

膝関節には日常生活でも大きな負担がかかっていますが、
平坦なところを歩くだけで体重の2.6倍、
階段を下りるときで体重の3.5倍になります


◆家族に変形性膝関節症の人がいる
軟骨がすり減りやすい体質が遺伝することがあります。


◆高齢者
加齢にともなって、軟骨がすりへりやすくなっています。


◆肥満がある
体重が増えるほど、膝にかかる負担は大きくなります。
また、内臓脂肪から分泌される
アディポカインという物質が膝関節で炎症を起こします。



◆O脚がある
膝の内側の関節軟骨が部分的にすり減り、
骨同士がこすれあいやすくなります。



◆女性
女性ホルモンのエストロゲンには、
骨や軟骨、筋肉を丈夫に保つ働きがありますが、
閉経後にエストロゲンが減ることで、
変形性膝関節症になりやすくなります。


◆膝の外傷(靭帯や半月板、軟骨の損傷など)があった

◆膝関節内や膝周辺を骨折したことがある



■診断

膝に痛みがあるのに、
「我慢できないほどではない」
「加齢のせいだからしかたない」
などと放っているうちに、
変形性膝関節症が進行して歩行が困難になってしまった。
そんなケースが少なくありません。
膝痛は早めに治療を受けることで症状を軽減させたり、
進行を遅らせたりすることができます。
気になる症状がある人は、
早めに整形外科を受診してください。


■診断の流れ

①問診

膝の痛みや日常生活に支障がないかなどを確認します。


②触診
膝の痛み、違和感、腫れなどを触って確認していきます。


③関節液を調べる
腫れている場合は注射器で関節液を採取し、
関節液の色や粘度、白血球数を調べます。


④エックス線検査・MRI検査
軟骨や骨の状態を詳しく調べるために、
エックス線検査やMRI検査を行います。

⑤診断
上記の検査によって変形性膝関節症と診断された場合は、
運動療法を基本とする治療を開始します。