食べてないのに突然発症!食物アレルギーの新常識 ガッテン!1月31日NHK

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MC立川志の輔さん、小野文恵さん、
ゲストは指原莉乃さん、笑福亭笑瓶さん、坂下千里子さんです。


image130.gif【食べてないのに突然発症!食物アレルギーの新常識】

【食物アレルギー表示】

食品消費者庁は加工食品に対して、
パッケージにアレルギー症状を引き起こすことのある
特定の原材料27品目の表示を奨励もしくは義務付けています。

◆表示義務
(特に発症数、重篤度から考えて表示する必要性が高いもの)
卵、乳、小麦、落花生、えび、そば、かに


◆表示を奨励
(任意表示:症例数や重篤な症状をおこす人の数が
継続して相当数みられるが、表示義務のあるものに比べると少ないもの)
いくら、キウイフルーツ、くるみ、大豆、
カシューナッツ、バナナ、やまいも、もも、
りんご、さば、ごま、さけ、いか、鶏肉、
ゼラチン、豚肉、オレンジ、牛肉、あわび、まつたけ


※上記のものと同じ製造ラインで製造しているものについても
表示が推奨されています。


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【アレルギー反応】

■アレルギーのケース

◆ケース①永井さん・女性


40歳のときにニンジンのアレルギーになりました。
ニンジンの生ジュースのような物を飲んだ際に、
突然喉がかゆくなってニンジンアレルギーと診断されました。



◆ケース②川島さん女性

3年前、食後に突然胃の痛みに襲われました。
何度か同じような痛みに襲われたことから
病院でも診てもらったところ、
ハチミツアレルギーと診断されました。


◆ケース③安田さん男性


19歳のときに魚アレルギーになりました。
料理人を目指してレストランで働いていたある日、
魚を食べて30分ほどしてから、
のどがむせるというかかゆい感じがしました。
その後、魚のスープを飲んで倒れてしまいました。


原因は3人とも共通していました。
それは
『さわり過ぎ』
でした。


■アレルギーの原因関連

◆ケース①
永井さんは、調理をする際に、
当然のようにニンジンに触っていました。

◆ケース②
川島さんは、
ハチミツ入りの保湿クリームを使っていました。

◆ケース③
安田さんは、レストランに就職してから
魚に触る機会が増えていました。




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【改善方法】

■イギリスの研究

イギリスでは
かつて子どもたちのピーナッツアレルギーが増えて
社会問題化していました。
研究の結果、原因が突き止められました。
それは
『ピーナッツ入りの保湿クリーム』
でした。
当時はピーナッツが十分に精製されていないものが
含まれているケースがあったからです。
その結果、未精製のピーナッツが肌に触れ続けたことが
アレルギー源になったのでした。


■アレルギーが起こるメカニズム

アレルギー反応には、
リンパ節にいる免疫細胞のT細胞が大きく関わっています。
T細胞は異物を認識すると警報を発する働きがあり、
それが異物を攻撃します。
その過剰反応がアレルギーです。


一般的に、食物アレルギーはT細胞が
『口から取り込んだ食べ物』を敵だと認識することが
きっかけで発症すると考えられています。

アレルギー物質が攻撃用の細胞と出合うと、
じんましんなどのアレルギー症状が出てしまいます。


■樹状細胞

最近の研究では肌荒れなど皮膚に炎症があると、
表皮に存在する樹状細胞(じゅじょうさいぼう)と
呼ばれる細胞が活性化し
『さわっている食べ物』を捕まえて
T細胞に敵だと報告することがわかってきました。
これは、自覚症状のない程度の肌荒れでも、
長期間食べ物を肌につけ続けることにはリスクがあり、
ふれる量が多かったり頻度が高かったりすると
リスクが高まると考えられています。



■現在の対処

現在肌に使う商品の多くは、
アレルギーがでないように製造されています。
また、アレルギーのような異常があれば、
すぐにフィードバックできるような仕組みになっています。

現在では、製品が原因というよりも、
自分でキュウリパックなどをすることが
原因となることがあります。
食べ物に触れてアレルギーがではじめたら、
すぐに皮膚科を受診することをお薦めします。


■改善例

◆肌荒れ改善


肌荒れが原因でアレルギーになっている人は、
肌荒れを改善させることで
アレルギーも改善できることがあります。


◆さわらない

原因となる食べ物にさわらないようにしたことで、
アレルギーが改善したケースもあります。
パン(小麦粉)アレルギーだった高橋さんは
2年間小麦粉にさわらないようにしたことで、
パンが食べられるようになりました。



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【その他のアレルギー反応例】

■牛肉アレルギーの原因がマダニ

マダニに対するアレルギー源と同じ成分が
牛肉に含まれていたからです。


■医療従事者がバナナ、栗などのアレルギーになる

原因は天然ゴムの手袋でした。
バナナや栗に含まれている成分が天然ゴムと同じで、
アレルギー反応を招いていました。


■りんご、キウイフルーツ、ももでアレルギーになった

アレルギーの原因は花粉症で、りんごなどに
原因となる花粉と同じ成分が含まれていたからです。


■サーファーの人が納豆でアレルギーになった

原因は、以前クラゲに刺されたことでした。
クラゲと納豆のネバネバ成分に
共通のアレルギー物資が含まれているからです。


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【子供の食物アレルギー対策】

2016年の食物アレルギーガイドラインによると、
子どもの食物アレルギーについて、
原因である食べ物をすべて除去するのではなく、
『可能な範囲で摂取することを目指す方針』
へと大きく変わりました。

しかし、アレルギーの程度は一人一人違うため、
どのくらいなら食べても症状がでないか正確に知る必要があります。
そこで今、経口負荷試験と呼ばれるテストがすすめられています。
※アレルギー物質の摂取は、自己判断では絶対に行わないでください
必ず食物アレルギーを専門にしている医師がいる医療機関で行ってください


■経口負荷試験(保険適用)

◆医師の管理のもと、実際に原因となる食品を少しずつ摂取し、
どの程度なら食べても安全かを見極めるテストです

◆アレルギーを専門としている病院の小児科などで受けられます

一方、去年11月にこの経口負荷試験や臨床研究中の治療で、
一時、呼吸困難などの重い症状が出たケースが報告されています。
全国の病院など各施設に注意喚起を行うとともに、
より安全に検査や治療が受けられるように
それぞれの事例について調査していく予定です。