家族性高コレステロール血症 今日の健康12月5日NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
帝京大学客員教授 木下 誠先生です。


image130.gif【家族性高コレステロール血症】

脂質異常症の多くは、
長年の生活習慣や加齢によって起こります。
しかし、家族性高コレステロール血症は、
生活習慣や加齢とは関係なく、
遺伝子の変異が原因で起こります。

そのため、
生まれたときから悪玉コレステロールが高い状態にあります。


■動脈硬化の進行

家族性高コレステロール血症がある人は、
通常の脂質異常症の患者よりも
悪玉コレステロールの値が高い状態にあります。
これは、生まれたときから非常に高い状態が続いているということで、
そのために動脈硬化が早く進行します。

適切な治療を受けずにいると、
男性は30~50歳、女性は50~70歳で
心筋梗塞や狭心症を発症することが多いとされています。


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【診断基準と治療法】

■診断基準

◆成人


●LDL(悪玉)コレステロールが180mg/dℓ以上
●2等親以内の家族が、家族性高コレステロール血症、
 または若年で心筋梗塞、狭心症を発症
●黄色腫がある

※黄色腫とは皮膚の下にコレステロールがたまる症状です


◆子供(15歳未満)

●LDL(悪玉)コレステロールが140mg/dℓ以上
●2等親以内の家族が、家族性高コレステロール血症、
 または若年で心筋梗塞、狭心症を発症

※子供の場合は黄色腫が現れにくいために、
診断基準とはなりません


◆その他の症状

●アキレス腱が9mm以上の場合は疑いがあります
●角膜輪という黒目の周りに白い輪ができる場合は疑いがあります



■治療方法

治療の目的は、
悪玉コレステロール値を100mg/dℓ未満
に下げることです。

心筋梗塞や狭心症を発症した場合は、
70mg/dℓ未満を目標とします。
もともとの値が高い場合は、
まずは半分を目指します。
目標達成のための治療としては薬を用います。