肺炎・咽頭がんの風邪との見分け方 主治医が見つかる診療所11月30日テレビ東京

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image130.gif【肺炎・咽頭がんの風邪との見分け方】

【誤えん性肺炎】

誤えんとは、食べ物やだ液などが、誤って気管に入ることです。
誤えんを繰り返すと、
細菌が食べ物やだ液などと一緒に肺に入って炎症を起こします。
これが誤えん性肺炎です。

誤えん性肺炎を発症する人の99%が65歳以上のために、
老人性肺炎とも言われています。
しかも、患者の7割に誤飲の自覚がありません。
また、睡眠中に唾液を飲みこむ、隠れ誤嚥もあります。


■誤えん性肺炎の原因

◆喉の筋力の衰え

喉の筋力は40代から衰え始めます。


◆寝姿勢(横向き、うつぶせ寝)
胃の形は左の方にループしているので、
誤えんのことを考えると、
左向き(左側を下)にして寝るほうがお薦めです。
右向き(右が下)は逆流が起こりやすく、
誤えんのリスクが高まります。



◆寝る直前の飲酒
アルコールで喉の力が弱まります。


■誤えん予防にいい食べ物

気管に物が入った時にセキがでることが、
誤えんを防ぐには重要なことです。
物を飲みこむえん下反射・せき反射には葉酸が有効です。
葉酸はホウレンソウ、キャベツ、イチゴ、アボカドなどに多く含まれますが、
熱に弱く水に溶けることから、生食がおすすめです。


■隠れ誤えんを防ぐ体操
≪アゴ押し出し体操≫


①アゴの下に両手の親指揃えて当てます
②親指は上に、顎は下に向け、アゴと親指を押し合います
③口を横に広げて「イー」と10秒間声を出します
 このとき奥歯を噛みしめます
1回10秒を1日5セット行います。
この体操で喉ぼとけの周囲の筋肉を鍛えることができます。


≪ベロまわし体操≫

①口を開けて舌を、上下左右にできるだけ動かします
10秒を1日5回行います。
飲みこむための下の奥の筋肉を鍛えます。


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【咽頭がん】

咽頭がんとは、気管の入り口・声帯の辺りにできるがんです。

女性よりも男性に圧倒的に多く、その割合は10対1です。
初期症状は長く続く咳、声のかすれで、
痛みはありません。
最大の原因は喫煙です。


■落語家・林家木久扇さん80歳のケース

木久扇さんはタバコを吸わないのに、
76歳の時にステージ2と診断されました。
原因のひとつとして、副流煙が考えられています。

木久扇さんの主な症状は以下の3つです。
●むせるようなセキ
●声がかすれて出しづらい
●痛みは全くなし


初期の咽頭がんの場合、
声の変化や喉の違和感が長く続きます。

このような症状が一週間以上長引くようなら、
喉の病気が疑われます。
耳鼻咽喉科で専門的な検査を受けることをお薦めします。


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【肺炎球菌性肺炎】

肺炎球菌という細菌が肺に入って増殖し、
激しい炎症を起こします。

肺炎でも高齢者では、熱が出ないことがあります。
高齢者や体力がない人は、熱が上がりにくいためです。
微熱しかでなかったので、風邪と勘違いしてしまうケースがあります。
肺炎球菌性肺炎は肺炎の中の25%を占め、
インフルエンザの季節には50%にもなります。


■風邪との見分け方

風邪との見分け方としては、
タンの色で見分けます。
風邪の場合は、白っぽい、透明っぽいタンが出ます。
タンの色が、黄色、緑、さび色っぽくなっていくと、
細菌感染症が疑われます。

最近では、尿検査でも診断がつきます。
所要時間は約15分です。


■肺炎球菌ワクチン

65歳、70歳、75歳などの人は、
1回目は公費で補助があります。

糖尿病、呼吸器疾患、免疫疾患などがある場合は、
若くても打つことをおすすめします。