胆石 11月14日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
杏林大学教授 森 俊幸先生です。


image130.gif【胆石】

日本人で胆石を持っている人は
1000万人いるとされています。
胆石は、
脂肪の消化を助ける働きのある胆汁という消化液の成分が、
胆のうなどの中に固まってできたものです。


【胆石の症状】

胆のうの中に胆石ができても、
必ずしも症状がでるわけではありません。
意外にも大きな胆石は症状がでにくく、
小さい胆石の場合に症状が出ることが多くあります。

典型的な症状は、
みぞおちの右下あたりの痛みで、
鈍い痛みの場合もあり、激しい痛みの場合もあります。
痛みは食後に出ることが多く、
食後20分~2時間程度でおさまることが多いのが特徴です。

腹部の痛みにともなって、
背中や肩の痛み、
腹部膨満感、吐き気、嘔吐
などの症状が現れることがあります。
また、胆のうが炎症を起こすと、
発熱や黄疸などの症状が起こることがあります。


■胆石のできやすい人

胆石は、
肥満
脂肪や炭水化物の多い食品の摂りすぎ
朝食を抜く
脂質異常症

このようなことがあると、
胆汁に含まれるコレステロールが増えて、
胆石ができやすいとされています



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【検査と治療】

胆石は、
腹部超音波(エコー)検査で見つけることができます。

胆石が見つかった場合、
経過観察を行うのか、治療が必要なのかを診断します。


■治療が必要な胆石

◆自覚症状がある

手術で胆のうを取り除きます。


◆胆のうに何らかの異常がある
胆のうがんが疑われる場合があると、
治療が必要となります。


◆総胆管結石
総胆管結石は胆石の1割程度とされています。
胆石が総胆管を塞いでしまうと、
胆汁が流れなくなって細菌が繁殖し、
炎症が生じる急性胆管炎を起こすことがあります。

急性胆管炎になると、
敗血症を併発する恐れがあります。


■治療

◆胆のう結石


手術で胆のうを摘出します。
現在、腹腔鏡下胆のう摘出術が多く行われます。
胆のうを摘出すると、
手術後しばらくは脂肪の消化吸収がしづらくなるため、
脂肪分の多いものを食べた後に下痢をすることが多くあります。

経過とともに徐々に体が慣れてきて、
普通に食事ができるようになってきます。


◆総胆管結石

内視鏡的総胆管結石除去術が中心です。
口から内視鏡を十二指腸に挿入し、
ワイヤーでできたバスケットを総胆管に挿入して胆石を除去します。
胆石が大きい場合は、砕いてから取り出します。
胆石を取りだすことで、
細菌が繁殖した胆汁は十二指腸に排出されます。