腰痛のタイプ・腰痛徹底対策 11月6日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
富山大学 准教授 川口 善治先生です。


image130.gif【腰痛のタイプ・腰痛徹底対策】

【腰痛の原因】

腰痛は自覚症状のある疾病で、
男性1位、女性2位の症状です。
原因が特定できるものと、
特定しにくいものに分けることができます。


■原因が特定できるもの

◆背骨の異常


主に腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアです。


●腰部脊柱管狭窄症

背骨のひとつづつの骨を椎骨といいます。
椎骨が変形するなどして脊柱管が狭くなると、
中を通っている神経が圧迫されます。
これによって腰痛と下半身のしびれなどが起こるのが、
腰部脊柱管狭窄症です。


●椎間板ヘルニア

椎骨と椎骨の間には椎間板があり、
クッションの役割を果たしています。
この椎間板にひびが入って椎間板の一部が飛び出し、
神経が圧迫されることで腰痛が起こるのが、
椎間板ヘルニアです。


◆重い脊椎の病気

がんの骨への転移や、骨折、化膿した皮膚や虫歯などから
脊椎に細菌が感染することで発症する化膿性脊椎炎などが原因で、
腰痛が起こっていることがあります。


◆内臓の病気

慢性すい炎、尿路結石、慢性十二指腸潰瘍、子宮内膜症などの
病気が腰痛の原因になっていることがあります。

このような病気は本来の位置とは違う個所が痛む
関連痛が起こることがあります。


■原因が特定しにくい腰痛

腰痛の多くは原因が特定しにくいタイプです。
背骨の後ろ側にある椎骨と椎骨の連結部である椎間関節や
筋肉が関係していると言われています。

ただし、原因を特定するためには大掛かりな検査が必要となります。
そのため、痛みを抑えるなどの治療が優先されています。


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【危険度チェック】

腰痛の多くは治療を急ぐものではありませんが、
放っておくと危険なものがあることから、
危険度をチェックすることが重要です。


①危険度大

じっとしていても痛む。
重い脊椎の病気、内臓の病気の可能性があります。


②危険

背中が曲がってきた。
圧迫骨折の可能性があります。


③要注意

お尻や足が痛む、しびれる。
足のしびれにより長く歩けない
腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアの可能性があります。



④すぐには危険なし

体を動かした時のみ腰だけが痛む。
椎間板、椎間関節、筋肉が原因の可能性があります。



①~③のケースは、早めに整形外科を受診して、
原因を調べてもらってください。

④だけが当てはまるケースは、すぐに受診する必要はありませんが、
痛みが長引いたり、日常生活に支障がでるようなら受診してください。


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【治療の進め方】

①問診:症状を医師に伝えます

②診察:体の状態を見る視診、
    関節の動きや痛みの現れ方を調べる触診があります

③検査:エックス線検査、CT検査、MRI検査などがあります

④診断:①~③に応じて診断を下します
    必要に応じてさらに検査をする場合もあります

⑤治療:原因を特定して治療方針を立てて治療を行います


■問診で症状をうまく伝えるコツ

◆いつから


『具体的にいつから痛むのか』
『日ごとに痛みが増しているのか』
『同じ痛みが続いているのか』

などを伝えてください。


◆どこが

『腰のどの部分が痛むのか』
『背中、お尻、脚などにも痛みがあるか』

などを伝えてください。


◆どんなふうに

『激しい痛みなのか、弱い痛みなのか』
『痛みの種類はどのようなものなのか』

などを伝えてください。


◆どんなときに

『腰を曲げると痛い』
『歩くと痛い』
『じっとしていても痛い』

痛みが起こる時の動作や状況について伝えてください。


◆そのほかの症状

『お尻や足のしびれ』
『麻痺、発熱』
『尿がでにくい』

以上を含め腰痛以外にも症状があるかどうかを伝えてください。