薬の効果!狭心症・心筋梗塞 10月31日今日の健康NHK

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MCは黒沢保裕さん、岩田まこ都さん、
解説してくれるのは、
国立循環病研究センター副院長
安田 聡先生です。


image130.gif【薬の効果!狭心症・心筋梗塞】

【狭心症・心筋梗塞の治療】

狭心症や心筋梗塞を持っている人は、
生活習慣病などの危険因子を持っていますので、
治療としては生活習慣病の改善が必要になります。
そのほかには投薬治療や手術などの治療があります。


■症状に対する薬①

胸の痛み等の発作が起こったときに使われるのが、
狭くなった冠動脈を広げて症状を抑える
ニトログリセリンなどの硝酸薬です。

舌の裏側に含んで溶かして吸収させる舌下錠と、
舌の裏側に噴霧するスプレー剤などがあります。
どちらも口の粘膜から吸収されて速やかに冠動脈に達するために、
1分以内に症状が治まります。


■症状に対する薬②

動脈硬化の場合は、β遮断薬を毎日服用します。
心拍数を減らして心臓の活動量を抑えます。

ただし、脈が極端に遅い人が使うと、
心不全を起こすことがあるため、
脈や症状を確認しながら薬の量を調節します。

血管けいれん型の場合は、
血管を広げるカルシウム拮抗薬を毎日服用します。

症状は深夜から早朝に多く起きるため、
寝る前と起床時に規則的に飲むことで、
ほとんどのケースで症状を予防できます。


■冠動脈を守る薬①

動脈硬化の主な原因は、
血管の壁の内側にたまるLDLコレステロールです。
動脈硬化の場合は、そのLDLコレステロールをできにくくする
スタチンという薬を使い、動脈硬化を改善します。
副作用として、
まれに筋肉障害や肝機能障害などが起こることがあります。


◆PCSK9阻害剤の併用

PCSK9阻害剤は、
新しく登場した注射薬でスタチンと一緒に使います。
LDLコレステロールを大幅に低下させ、
動脈硬化を改善する効果が高く、
狭心症や心筋梗塞の発症を抑える効果があります。


■冠動脈を守る薬②

冠動脈に血液の塊である血栓ができて詰まると、
心筋梗塞が起こります。
この血栓を防ぐために少量のアスピリンが使われます。
アスピリンは、
血液を固めて出血を止める血小板の働きを抑えることによって、
血栓ができるのを防ぎます。
アスピリンの副作用として、
喘息を起こすことがあります。
その場合は同様の効果のある別の薬を使用します。