ひざ痛改善!健康カプセル!ゲンキの時間10月30日TBS





今回のテーマは“膝痛!”
現在予備軍を含め3000万人が悩んでいます。
その代表例が変形性膝関節症です。
この症状の対処法を含め、
膝強化などの改善運動、
膝軟骨再生の最新治療などを紹介します!


MCは三宅裕司さん、渡辺満里奈さん、
ゲンキステューデントは岡井 千聖さん、
ゲストは武田修宏さん、
ゲンキリサーチャーは深沢邦之さん、
解説してくれるのは、
慶応義塾大学病院リハビリテーション科
スポーツ医学総合センター 理学療法士 
今井 覚志先生、
慶應義塾大学 医学部 スポーツ医学総合センター教授
医学博士・工学博士 松本 秀雄先生です。


image130.gif【膝痛改善】

【膝 痛】

■膝痛予備軍チェック

◆長時間歩くと痛い
◆椅子から立ち上がるとき痛い
◆階段を下りるときに痛い


上記に当てはまることがあれば、膝痛予備軍といえます。
このような予備軍を含めた
膝痛に悩む人は3000万人といわれています。

普段の生活の中でも膝に負担がかかるのが、
階段を下りるときで、
このときは体重の5倍の負荷が膝にかかっています。


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【膝痛調査】

一般会社で膝痛予備軍の人を調査しました。
協力してくれたのは、
神奈川県横浜市 横浜シーサイドライン。
横浜の新交通システムシーサイドラインを運航している会社です。


■田村さん指令区員・男性43歳

ずっと座りっぱなしの勤務で、
今年5月頃から左ひざに痛みを覚えています。

階段を下りるときに、
足に力を入れると膝の外側に痛みが走る。



◆診断

『変形性膝関節症』

膝関節は軟骨に覆われていて、
衝撃を和らげたり動きを滑らかにします。
ところが、軟骨がすりへることで、
むき出しの骨がぶつかって痛みが生じます。


◆変形性膝関節症

膝関節は薄い膜に包まれていて、
潤滑油のような役目をする関節液で満たされています。
ずっと座りぱなしのように、
膝が曲がったまま動かないと、
関節液が循環できなくなって、
酸素や栄養が滞って炎症を起こします。

運転や飛行機などで長時間座っていて、
膝が痛いのは同じ理由によるものと考えられています。
また、長時間の立ちっぱなしも膝が動かないことから、
同じような症状になることがあります。


◆対処法

『ボールコロコロ作戦』

椅子にすわってテニスボールを足の裏でコロコロところがすだけ。
左右の足で30秒ずつ行ってください。
この動作によって膝がなめらかに動いて、
膝痛改善に役立ちます。


■鈴木さん男性・46歳総務課

長く歩くと膝の裏側が痛くなる。
一日8000~10000歩ほど
ウォーキングをしている。


◆診断

鈴木さんは少しがに股で歩いていました。
そのため、膝周りの筋力が衰えていることが、
原因と考えられます。

ウォーキングは体には良い運動なのですが、
膝周りの筋力強化にはあまり役に立ちません。
足には主に4つの大きな筋肉がありますが、
鈴木さんの場合は膝の外側の筋力である外転筋が衰えていました。

O脚やがに股は、
膝の外側の筋肉である外転筋が弱いサインです。



◆対処法

『ひらけ!膝』

椅子に腰かけた状態で、足を少し開いてベルトで膝を縛ります。
その状態で足を左右に広げるように、
力を入れて10秒間キープします。
これを10回1セットで、1日3セット行います。


女性のほうが変形性膝関節症のリスクが高いとされています。
筋力が弱いのと骨の形が違うからで、
ぜひ筋力強化に努めてください。


■高山さん男性・46歳


若い頃からスポーツをやっていたが、
40歳を過ぎたころから膝に痛みを覚え、
階段の上り下りの際に痛みを感じている。
また、正座が苦手。


◆診断

『変形性ひざ関節症』

筋力測定の結果、
足の筋肉のバランスが悪いことが分かりました。

足の裏側の筋肉ハムストリングスが弱かったのですが、
筋肉のアンバランスは
自己流の運動をしている人に多くみられる症状です。

変形性ひざ関節症は十分な筋肉をつければ、
進行を遅らせることが可能です。



◆対処法

『The机もヒッパレ』

フィットネス用のゴムバンドの端を
机の脚と自分の脚にくくりつける。
ハムストリングスを意識して、机の脚をひくように引っ張る。
10回1セットで、1日3回行うのが目安です。


■筋肉のアンバランス

筋肉のアンバランスは、
サッカー、ゴルフなど
体の片側を良く使うスポーツで見られることがあります。
そう言う人はアンバランスになりやすいので、
反対側の筋力も鍛える必要があります。


■脚の筋力バランスチェック

手を軽く広げて脚を少し持ち上げます。
1分以上キープできれば問題ありません。

運動前にはウォーミングアップを徐々に上げていって、
運度後は徐々にクールダウンを行うことが大事です。


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【膝痛の意外な犯人】

膝痛の原因として、
これまでに知られていなかった膝痛を起こすホルモンが見つかりました。
それが、
『アディポカイン』
です。
アディポカインは脂肪から分泌されるホルモンで、
高血圧や動脈硬化にも関係するといわれています。



■アディポカイン&マイオカイン

アディポカインは内臓脂肪から多く分泌されるため、
一見太っていない人でも、内臓脂肪の多い人は注意が必要です。

また、膝関節によいホルモンの存在も確認されています。
それが、
『マイオカイン』
です。

マイオカインは脂肪を分解することで、
アディポカインの分泌量を減らして膝痛を改善させます。

マイオカインは有酸素・無酸素運動を問わず、
筋肉を鍛えるほど分泌量が増えることがわかっています。
ですから、足の筋トレは一石二鳥の効果があることになります。


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【軟骨再生】

軟骨はすりへると2度と再生しないといわれてきました。
ところが、今ではこの軟骨が再生するとされています。
その治療には、
『軟骨再生シート』
が用いられます。


■軟骨再生シート

軟骨再生シートは、
患者の正常な軟骨を摂取して、その細胞を培養して用います。
この培養したシートを軟骨のすり減った部分に貼り付けます。
すると、シートが特殊なタンパク質を出すことで、
軟骨を再生する細胞が活性化して軟骨を再生します。


現在、軟骨再生シートを使った治療はまだ認可がおりていませんが、
1~2年後に先進治療として認可される見込みです。