早期発見がカギ!命を守るドリル!健康カプセル!ゲンキの時間1月21日TBS

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MCは三宅裕司さん、渡辺満里奈さん、
ゲンキステューデントは春香クリスティーンさん、
ゲンキリサーチャーは深沢邦之さん、
解説してくれるのは、
東京医科歯科大学 高血圧・内分泌内科教授
医学博士 市原 淳弘先生です。


image130.gif【早期発見がカギ!命を守るドリル!】

【脳梗塞】

質問:脳梗塞を起こしやすい時間帯は

答え:午前4時から正午まで


■谷山さん・男性67歳のケース
49歳のときに脳梗塞を発症

ある日夜中にトイレにいこうと思って立とうと思っても、
右半身に力が入りませんでした。
奥さんに手をかしてもらってトイレで用を足した後、
倒れてしまいました。

この予兆として、
運転中に右手、右足がまひして、
感覚がないときが4、5回あり、
だんだんとまひの時間が長くなっていったそうです。



■典型的な予兆

上記の例は脳梗塞の典型的な予兆です。
血圧が上昇して脳への血流が悪くなっていたと考えられます。
脳梗塞の予備段階である一過性脳虚血発作という、
一時的に脳の血管が詰まってしまう状態に襲われていたと考えられます。

血栓によって血管が詰まってしまったり、
動脈硬化によって血流が滞ってしまっている状態です。
ただし、血栓が溶けると元の状態になるために、
治ったと思って安心して放っておくと、
10~20%が脳梗塞を発症するとされています。

この一過性脳虚血発作の段階で病院で診てもらうと
脳梗塞を予防することができます。


■増田さん・男性56歳のケース
48歳のときに脳梗塞を発症

3年前から予兆と思われる現象がありました。
外国語は出てくるのですが、
急に日本語だけが話せなくなることがありました。
ただし、3日から1週間ほどで解消されていました。

これは、
言語中枢が一過性脳虚血発作を起こしたための症状です。
脳梗塞の予兆にはさまざまな言語障害があります。



■鈴木さん・男性70歳のケース
60歳のときに脳梗塞を発症

発症の3か月前から
急に性格が変わってきたと家族が話しています。

脳の大脳辺縁系という部位が人の性格を決めている場所で、
そこが一過性虚血発作を起こすと、
性格に変化がみられることがあります。

また、この他の予兆として
あくびを連発するというものなどもあります。


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【心筋梗塞】

■植田さん・女性84歳のケース
76歳のときに心筋梗塞を発症

植田さんは急性心筋梗塞を発症したのですが、
その3~4日前から激しい胸の痛みがありました。
急性心筋梗塞は、
心臓に栄養を与える冠動脈が血栓によって詰まってしまう状態です。
この状態が30分以上続くと、心臓壁の一部が壊死してしまいます。

心筋梗塞は予兆として胸の痛みがありますが、
痛みは左肩、歯、みぞおち、
ときには右肩にも起こることがあります。
心臓から離れた場所で痛みが起こることを放散痛といいます。

心臓には痛覚神経が少ないため、
その周辺の部位に痛みが現れると考えられています。
胸以外でも異常な痛みを感じたら、
心筋梗塞を疑うことが大切です。


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【万一家族が倒れたら】

万一家族が倒れたらどうしたらいいでしょうか?

倒れている家族を見つけたら場合、

①声をかけて意識の有無を確かめる
②意識がない場合は、
つねって痛みに反応するかどうかを確かめる
体をゆするよりはつねるほうが安全だからです
③横向きに寝かせる
脳血管のトラブルの場合は、
嘔吐をする場合があるからです
④救急車を呼ぶ


■やってはいけなこと

●仰向けに寝かせる
嘔吐して窒息することがあります

●布団をかける
布団をかけると血流の刺激になるために
控えたほうがよい行為です

●口にハンカチをあてがう
口にハンカチをあてがうと、
窒息の原因となる場合があります


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【血圧の急上昇に注意】

倉谷さん・女性59歳の
24時間の血圧の上下動を3日間調べました。

倉谷さんの通常の血圧は
上が137
下が84
です。

調査の3日間の間に、
上の血圧が180を超す急上昇する場面が9度ありました。

●暗い夜道を歩いているとき
●外出の準備をしているとき
●トイレにはいっているとき

などです。

最も血圧が上がった際の数値は
上が225
下が97
です。
このときは午後3時半で、
洗濯物の取り込みをしていました。

取り込みのために、
温かい場所から急に寒い場所に行ったことで、
血圧の急上昇を招いたと考えられます。



■鎖骨上窩(さこつじょうか)のリンパマッサージ

血圧の急上昇を防ぐためには、
このマッサージがおすすめです。

鎖骨の上のくぼみを2本指で痛くなる程度にマッサージします。
ここには、リンパがあってマッサージをすると、
リンパの流れが改善されます。
これによって血管の周囲の老廃物が取り除かれ、
血管にかかる圧力が減少します。
1日に左右10回づつが行うのがおすすめです。
また、お風呂上がりにやることが効果的で
継続して行うことが重要です。